2004年04月08日(木) [長年日記]
■ 桜
朝、電車のホームに降りたら桜の花びらがちらちら。
向かいのホームから飛んできていた。
毎年、春が/桜が嫌いと言い続けてきた例年と違って、今年は落ち着いて桜を見られる。
花見にさえ行こうと思ってたのだけど、そんなこと今まで考えたこともなかったから、すっかり時期を逃したようだ。
駅の桜はまだ見られるぐらい咲いているのだけれど、会社構内や門前の樹はすっかり花びらが落ちて、紅い"がく"だけが枝に残っている。
もう、春も過ぎようとしているのか。
■ 『新解さんの読み方』 夏石 鈴子 (著)
夏石鈴子さんつながり。
こういう風な何気ないところのユーモアとらえるアンテナと、それをどんどん膨らましてゆける才能を持っていると、日常生活は面白くてたまらないモノ何じゃないだろうか。
たぶん、本人はそうじゃなくても、その周りにいる人はかなり楽しいはずだ。
何気ない日常を、とたんに輝くものに変える魔法。
たまに使える人いるよね。
後はこの本からあふれ出る、夏石さんの新解さんへの押見もない愛にやられました。
ごちそうさま。
■ 透明人間の蒸気
宮沢りえの浮遊感が良かった。
しっかりと芯の通って、しかも未発達な少女を、華奢な体に大きく輝く目、躍動感あふれる演技で、正直驚かされた。
あと驚いたのはあの奥行き。
あの奥から走ってこられると、それだけでちょっと感じ入るものがある。
あとは、「神様」「神様」ってセリフの連発にも。(って、「神様」って単語に酔ってどおすればいいんだっけ?)
出演者みんながはしゃいでいるような舞台だったけど、その中でも群を抜いていたのがやっぱり野田秀樹本人だった。
腹筋切りそうな笑いはなかったけど、深刻にならなくていいんだよと言う暖かさを舞台から受け取った。
良かったシーンは、最後いない「神様」を居るようにして逃げるところで、転んだ「神様」にヨードチンキを塗るケラの狂気。
その後の「もう居ないんですと言えば良かった」との告白から、最後嘘を突き通すあたりのケラの健気さ・一途さが、結局いろいろあっても人の信じるところなのかなと。
